オリス アクイス・デイト・ホワイト 中堅ブランドながらもかなりファッショナブルなダイバーズ

オリス アクイス・デイト・ホワイト 中堅ブランドながらもかなりファッショナブルなダイバーズ

さて、今回の「時紡ぎ」は引き続きオリスのアクイス・デイト・ホワイト(40mm)です!!

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コストパフォーマンスの高い、ファッショナブルなダイバーズですが、使ってみた印象はどうなのか・・・気になりますね。

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ベゼルを回した感触は「ガリガリガリガリ・・・」という固い感触で、お世辞にも高級感を感じるとは言いがたいところがあります。

ただ、動くときの刻みがすごく細かいので、文字盤のミニッツ・インデックスに合わせた細かい調整はできそうですね。

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リューズはもちろんねじ込みロック式なので、リューズを回してまずロックを解除します。

リューズガードがありますが、あまりリューズに干渉してこない形状なので、リューズが回しやすいですね。

そしてロックが解除されるとリューズを回してゼンマイを巻き上げていきます。

「ジー・・・、ジー・・・」という通常のETA2824の感触です。

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リューズを一段引き出すと日付変更。 割りと勢いよく「スパッと、スパッ」と変わっていく感じですが、その感触にちょっとだらしないところがあるというか・・・

「ズズッ、ズズズッ、スパッ、ズズッ、ズズズッ、スパッ、」という感じで滑らかに動かないところがあります。 まあ、ムーブメントごとの個体差なのかもしれません。

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リューズをもう一段引き出すと時刻調整。 もちろん秒針は止まります。

長針を動かした感触は、リューズに少し遊びはあるけれど針には遊びがない、非常に扱いやすい印象です。

以前のETAムーブメントを搭載した時計といえば、針のフラつきが顕著でしたが、この頃はむしろフラつく時計を見つける方が難しくなってきました。

きちんと対応されているんだなあと思えます。

ロレックス サブマリーナ 16800 ヴィンテージの中では比較的新しいモデルであるにもかかわらず

ロレックス サブマリーナ 16800 ヴィンテージの中では比較的新しいモデルであるにもかかわらず、質がいいものを探そうとすれば結構苦労する

仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、自社製クロノグラフムーブメントエルCal.3035(パワーリザーブ約48時間)、サファイアクリスタル風防、防水性:300m防水、マットブラック文字盤(日付表示、トリチウム夜光塗料インデックス&針)、

サイズ:ケース横40.0mm、厚み約12.0mm

生産終了品

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しょ〜じき、この時計も買うまではナメてたんですよね。

ヴィンテージ感丸出しのフチなしインデックス・・・文字盤はミリタリー感満載のお顔なのに、キラキラの透明感を誇るサファイアクリスタル。

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このサブマリーナ16800がデビューしたのは1980年代に入ってから・・・、それまで1680というモデルで1時間19800振動のロービートだったのが、この16800から現代基準の28800振動へと一気にハイビート化しました。

製造されたのはおよそ6年ほど・・・

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(出典元:network54.com

そして、その生産期間の後半1985年ごろから上の画像のようなフチありインデックスへと変わっているようです。

この16800で感じるのがあらゆる点で「過渡期」的なモデルであるということです。

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このモデルからハイビート化しましたが、ムーブメントの歯車などの仕上げもそこそこに済ませ、強い力で無理やりぶん回して精度を出すというかなり強引なムーブメントであり、初期は動力源であるゼンマイが切れるという欠陥が出て有名になりました。

文字盤も表面に艶があり、インデックスにシルバーのフレームがあるものへと変更されましたが、まだこの時点では耐久性の確保が不十分だったようで、文字盤がひび割れていたり、またはツヤがなくなって劣化した個体が多くなっています。

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ヴィンテージの中では1980年代と比較的新しいモデルになるにもかかわらず、意外と程度がいいものが少ないんですよね。

もともと生産期間が短いことから、タマ数も少ないのですが、さらに残っている個体の質が安定しない・・・。

業界の人に聞くと質のいいものを探そうとすれば、結構苦労するモデルとのこと・・・。